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小説『神保町奇譚』から読み解く構造 [仕事]

先日、AmazonのKindleで、池井戸潤『神保町奇譚』(花咲舞シリーズ)を読みました。

神保町交差点に近い寿司屋で、東京第一銀行の相馬建と花咲舞が七十過ぎの女性の話しを聞き、相談に乗る所から始まります。その話しとは、病死した娘の口座を解約する為に銀行に行ったら、千円しか入金されていなかった新規口座に死後、何千万円ものお金が動いていますよ、と銀行員に言われ心配になっているという事から始まります。この結末がともかく良いのです。

そこで、なぜここまで面白く感じるのか、個人的に構造分析してみたのですが。
話しのスタート部分の間口が広い。、「病死した娘の口座」「何千万円ものお金が動いている」
誰もが不思議に思うはず。ここから主人公達は自分の得意分野で情報を集めだします。ここは読んでいる人に知的好奇心を刺激してくれます。論理的なルールの上で物事が進むのですが、それを動かしているものは、良くも悪くも人間性の根本に近い力学で、論理的なルールは、人の思いや知恵で生きた物にも死んだ物にもなる。最終的には正当で正直な人間性の力学で行動した者が真実にたどり着き、それがとても腑に落ちるという構造だと思いました。

物語は、誰もが共通する思いを本質に持ってきた方が共感を多く呼ぶと思います。

池井戸潤さん原作の物はドラマしか観た事が無かったのですが、小説はダイレクトで伝わって来る感覚があるので、小説も良さそうだなと思いました。電子書籍で読んでみようかな~!

さて、今日最終回になる池井戸潤:原作『下町ロケット/ーヤタガラスー』楽しみです。

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